PORTRAITS OF THE KING / Dennis Morris
書名 PORTRAITS OF THE KING
著者 Dennis Morris
B4(25.7cm x 36.4cm)
84ページ / フルカラー / ハードカバー
発行 TANG DENG
レゲエの神様BOB MARLEY/ボブ・マーリー(1945-1981)。誰しもがその名前を知る、正真正銘のスーパースターです。2024年には初めての伝記映画が全世界で公開される予定であり、その存在の重要度がますます認知されることになるでしょう。
若かりしフォトグラファーDENNIS MORRIS/デニス・モリスは、そんなボブ・マーリーに認められ、また求められて、THE WAILERSの最初の全英ツアー("Catch a Fire Tour" 1973)からその活動に密着し数々の傑作写真を残しました。現在に至るまで様々なシーンで使用され、インターネットの世界にも(無許可で)氾濫するモリス氏が撮った数々のボブの写真。どこかで必ず観たことがあるはずのアノ写真もコノ写真も、ボブ・マーリーとデニス・モリスの友情が生んだポートレートです。
本書「PORTRAITS OF THE KING」は、モリス氏による傑作写真50点とエピソードテキスト、そしてモリス氏の盟友であり本書のデザイナーでもある9Tによるグラフィックアートによって構成されます。ボブの屈託のない笑顔や、静かに物思いに耽るような姿、また堂々たる風格で大きめのジョイントをフカし 煙たそうにしている表情を捉えた有名な写真など、モリス氏にしか撮影し得なかったであろう貴重な瞬間ばかりが収められています。
『ほとんどの人がボブ・マーリーは長きに渡って活躍したと思っているはずだが、実際にはたった4年だった。しかしその4年間で彼は世界を征服したのだ』とは、モリス氏が本書に寄せたテキストの一節です。
これまでにも数多くのボブ・マーリーの写真集が出版されてきましたが、"ボブ・マーリーのポートレート写真集"と言えば「PORTRAITS OF THE KING」であると、人々の記憶に残る決定版となることでしょう。
著者プロフィール
Dennis Morris (デニス モリス) (著/文)
9歳のときに写真をはじめ、11歳の時に英国の主要日刊大衆紙『デイリー・ミラー』にて作品が掲載される。レンズを通じ非凡な人物たちの真髄に迫り作品を発表している。1974年には、ボブ・マーリーの初の全英ツアーに同行。音楽シーンと密接に関わり、ボブ・マーリー、セックス・ピストルズ、マリアンヌ・フェイスフルのアルバムのカバーなど、人々の印象に深く残るアイコニックな写真作品を多数発表している。また、イギリス・サウスオールのシーク教徒のコミュニティの本質をとらえ撮影した作品群がイギリス政府のイングリッシュ・ヘリテッジに所蔵された。
主な刊行物は、ボブ・マーリー写真集『A Rebel Life』、セックス・ピストルズ写真集『The Bollocks』など。
またモリスの作品は、今日美術館(北京)、ラフォーレミュジアム(東京)、アルル国際写真祭(フランス)、The Photographers’ Gallery(ロンドン)、The Institute of Contemporary Arts(ロンドン)、テート・ブリテン(ロンドン)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、ロックの殿堂(アメリカ クリーブランド)など世界各国で展示されている。
主な所蔵先は、テート・ブリテン、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(ロンドン)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン)など。